最近ではブラック企業なんて言葉を耳にする事も少なくなってきました。
どこの企業も「NON残業!」「NONストレス!」「DON’Tパワハラ!」で、とてもクリーンな企業になってきていますね。
・・・その背景には、実はブラック企業ならではの戦略が隠れていたのです。
今回は実際にあった話を一部抜粋してお話します。
Contents
残業から解放された!はずだった・・・
毎月残業100時間あったサラリーマンのAさんは、会社の方針で「残業0」を目指すことになりました。
翌日から方針の為に、会社のTOP連中は残業をしないように指示が出されます。
社員は皆アフター5を楽しみ、会社に対して好感触な印象を持ち始めていました。
ある日、店舗のトラブルで残業をしないといけない状況に。
(退社時間間近に機械が故障・・・店舗責任者の自分が対応しなければならない状態)
どうしようもないので、残業し、上司に報告・・・すると
上司A「ウチは残業0なのに何で残業したの?他の人に頼むなり、方法はあったでしょ?」
ワタシ「いや、機器的な事だったし、お客様をお待たせする事になり得るので、早急に対応した方がいいと思いました」
上司A「他の人に頼めなかったのは、教育不足じゃないんですか。」
結果的に、残業は認めてもらえず、ボランティアとして扱われた。
有給の義務化!国の制度は余計なお世話だった・・・
ブラック企業による有給制度は、ホントにムゴイ
会社規則では「有給は従業員の権利」を主張しているが、、、申請時に圧力がかかる。
ワタシ「この日から3連休が欲しいのですが」
上司A「この日イベントなのに休むんですかー。大丈夫ですか?」
ワタシ「私用で外せない予定がありまして」
上司A「その予定ズラせないんですか?」
ワタシ「はい」
上司A「・・・。好きにしてください。何かあった時は、大丈夫なようにしておいてくださいね」
こんな調子で気弱な社員は有給申請出せず、長年働いている社畜先輩は有給は毎年「消えてる」みたいです。
「有給買い上げ」などの配慮はなく、ストック日数がそれ以上溜まらないらしく、毎年数日分消えるとのコト。
そして国の制度で「有給取得の義務化」がスタート
これには社畜先輩も大喜び!
しかしブラック企業ならではの解釈がスタートします。
上司A「有給を取らせてあげますが、会社や店に迷惑をかけない日を選択しましょうね」
従業員の権利はどこへやら。。。
会社の都合に合わせて有給を取る羽目になりました。
更にタチが悪いのは・・・
上司A「今月休み多いけど、仕事間に合いますか?休むのはいいですけど、納期だけは守ってくださいね。」
上司A「社畜先輩は、有給期間中にボランティア出勤したらしいですよ。えらいですねー!社員の鏡ですね!」
会社の暗黙のルールで「有給時に出勤するのは偉い!(当たり前)」みたいな風潮が出来てしまった。
結局、有給の義務化によって社員は休みたくても休めない状況になってしまいました。
完璧なホワイトの完成
世間の会社の評価は、もちろん良くなっています。
「有給も取れる会社」「残業がない会社」
そういうレッテルでクリーンな企業として見られています。
ホワイトであればあるほど、ホワイトにするための努力が隠れているのが事実です。
どこの企業も同じとは言いません。
ホントにクリーンな企業もあります。
ブラックとホワイトの見極め方
それを見極めるには、働いている人に直接話を聞くのがいいでしょう。
社員さんではなく、アルバイトさんなどに。
その方がストレートな意見がもらえます。
アルバイトがいない会社関係は、情報がクローズなので内情が分かりづらいです。
お客さんや学校の先輩などから情報をもらうのも有効的です。
実際に働いてみないと分からない。
という意見も多いです。働いていた人に聞くのが一番です。
他には、下記のようなサイトもあります。
カイシャの評判 https://en-hyouban.com/
明らかに会社内の人間が書いている文章は分かりやすいです。
そういう裏工作をしている企業こそが一番タチが悪いので気をつけてください